- ある開発者の覚書 - ソフトウェア開発者が情報処理に関する雑多な話題をジャンルを問わずに書き留めています.未来の私、私と同類のgeekたちへ

2008-08-13

ヴイエムウェアはごう慢なのか(1/3)

仮想化ソフトウェアの主要なベンダ3社のインタビュー記事です.なかなか面白いのですが私がひとつ引っかかったのはシトリックスの「ヴイエムウェアは顧客の囲い込みで利益を独占している」という批判です.
SHARPのZaurusがLinuxベースに移行してOSや開発環境をオープンにしたことによる成功に代表されるように,近年の流れとして技術をオープンにする戦略のほうが有効な場合も多々あります.Microsoftがオープンソースの世界にかかわり始めているのもその一例です.しかし利益を追求する組織である企業として囲い込みでの利益独占は至極普通の行動であり批判すべきものではないです.もっともこの戦略が長期的に見て有利かどうかは別として.
私はオープンソース支持派です.オープンソースのソフトウェアとは開発者が自分の利益よりは自分のプライドをかけて作るソフトウェアであり,従って利益追求の企業とは違った高品質なソフトウェアが生まれるということが大きなポイントの一つであると思ってます.反オープンソース派の人たちはよくオープンソースの共産主義的な雰囲気が気に入らないといいますが,この記事はそういった批判の格好の標的になりそうで残念です.そこで争わなくてもいいだろー,しとりっくすー!

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